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事例報告

授業レポート Vol 17.「福岡市立北崎中学校 × パーソルホールディングス株式会社」

概要

2026年9月3日、福岡市立北崎中学校にて、パーソルホールディングス株式会社様による「“はたらく”を考えるワークショップ」が実施されました。今回の授業は中学1年生15名を対象に、「はたらくってなんだろう?」をテーマとした身近な生活の中から仕事を見つけるワークや、10年後の未来を想像する活動などを通して、「仕事を見る視点」を広げていきました。

プログラム:No.45 “はたらく”を考えるワークショップ

授業ノート

■ 「ほんとうに見えているかな?」― 当たり前に問いを持つ

授業は、パーソルグループが掲げる「はたらいて、笑おう。」というビジョンの紹介からスタートしました。この日の約束は、「正解はない」「みんなでつくる授業」。最初に投げかけられたのは、「信号機の赤は右?左?」という問いでした。毎日のように目にしている信号機ですが、いざ聞かれると、すぐには答えられない生徒もいます。「見ている」つもりでも、本当に見えているとは限りません。「ほんとうに見えているかな?」講師から投げかけられたこの問いをきっかけに、普段当たり前だと思っていることにも「なんで?」と問いを持ち、意識して見てみることの大切さを考えました。そして、その「見方」は、仕事について考えるときにもつながっていきます。

■ 10年後の未来から「はたらく」を考える

続いて、生徒たちは「はたらくとは?」という問いについて、思いつく言葉を自由に出していきました。その後考えたのは、「10年後、自分たちの生活はどう変化しているだろう?」という未来についての問いです。今の生活に「新しく加わっているもの」を考える“足し算”の視点と、反対に「なくなっているもの」を考える“引き算”の視点から未来を想像しました。技術や社会が変化すれば、私たちの暮らしも変わり、必要とされる仕事も変化していきます。「今ある仕事の中から将来の仕事を選ぶ」のではなく、社会の変化によって新しい仕事が生まれたり、今ある仕事の形が変わったりする可能性があることに目を向けていきました。

■ 仕事の名前ではなく、「仕事を見つける力」を身につける

講師からは、日本には約19,000種類もの仕事があることが紹介されました。これだけ多くの仕事をすべて知ることはできません。だからこそ大切なのは、たくさんの職業名を覚えることではなく、自分の身の回りにどのような仕事があり、それが誰のために、何のために存在しているのかを見つける力です。授業では、普段の生活の中に隠れている仕事をできるだけたくさん探すワークに挑戦しました。一つの商品やサービスをとっても、それをつくる人だけでなく、運ぶ人、売る人、伝える人、支える人など、さまざまな仕事が関わっています。一つの「好き」からも、見方を変えることでさまざまな仕事につながっていきます。講師からは、「より自分に合う仕事に出会ってほしい。そのために、“仕事を見つける力”を身に着けてほしい」というメッセージが伝えられました。

■ 「はたらくってなんだろう?」をアップデート

授業の最後には、もう一度、最初と同じ「はたらくってなんだろう?」という問いについて考えました。授業前に自分が書いた言葉と、さまざまなワークを経験した後に考えた言葉を比較し、「はたらく」に対する自分自身の捉え方を振り返ります。お金を得ることや自分の生活のためだけではなく、誰かを支えたり、困っている人の力になったり、社会をよりよくしたりすることも「はたらく」ことの一つ。最後には、「価値を提供し、『ありがとう』をもらう」という「はたらく」の仕組みも紹介いただきました。身近な暮らしの中にあるたくさんの仕事を見つけながら、「何の仕事に就くか」だけではなく、「自分はどのような価値を誰に届けたいのか」というところまで視野を広げて、「はたらく」を考える時間となりました。

■ 講師からのメッセージ

これから先、世の中はもっともっと大きく変化していきます。そんな時代だからこそ、皆さんが持っている無限大の想像力と可能性を大切にしてほしいと思います。そして、ぜひ自分の「好き」や「得意」を大切にしながら、活かせる仕事を探してほしいです!それぞれが自分で選び、自分で決めた「はたらく」を実現し、笑顔で活躍してくれることを願っています。応援しています!

参加者の声

■ 生徒

・日本だけでも仕事が1万9000種類あることを知りました。また、一つの分野でもたくさん仕事があること(例えばサッカーから選手、監督、コーチなど)が分かりました。将来どの仕事がAIに乗っ取られないのか、今後調べてみたいです。

・今まで、仕事は大変そうでネガティブなことしか思いつかなかったですが、楽しいこともあるとポジティブな考えが増えました。仕事の裏にはたくさんの人の支えがあり、「ありがとう」と言われることが仕事の対価であることも知りました。

・自分に合った仕事を選ぶためには、今の勉強が大切だと分かりました。また、健康であれば冷静な判断ができ、未来の自分のためにもなるので、運動も大切にしていきたいです。

先生

・生徒たちにとって、働く意義を考える良い機会になりました。ありがとうございました。

お問い合わせ

今回は、北崎中学校様にて、キャリア教育の一環として、パーソルホールディングス株式会社様の「“はたらく”を考えるワークショップ」をご活用いただきました。将来の職業を決めることだけがキャリア教育ではありません。身近な暮らしや社会に目を向け、さまざまな仕事の存在や役割に気づくことで、生徒自身が将来の選択肢を広げていくことができます。本ポータルでは、企業や大学等の専門性を生かしたさまざまなキャリア教育・探究学習プログラムをご用意しています。プログラムの申し込みに関するご質問や事前のご相談は、お問い合わせフォームまたは、メール(support@fukuokacareer.com)にてお気軽にご連絡ください。

中高生の多様な職業体験機会等の創出事業

企画:福岡市 / 運営事務局:EduPorte株式会社(事務局担当者:末吉・田中)

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